【不登校から学校復帰できた】繊細さんの子どもにしてきた6つのこと

あなたは今、「不登校の子どもをどうやって学校に復帰させればいいのか」に悩んでいませんか?

「学校に行きたいのに行けない。」

もし、お子さんがそう思っているのであれば、親のサポートや学校の協力が必要になります。

私もずっと、どうすれば良いのかわからず悩んでいました。

そして学校復帰できたブログを参考に、繊細な子どもの心に寄り添いながら試行錯誤してきました。

ここでご紹介する6つの方法は、実際に小学5~卒業するまでの間やっていました。すると、子どもが安心して学校に通えるようになったのです。

できそうなことから取り入れてみませんか?

私は、2年間不登校だった息子を持つ母ニョニョです。不登校になってからの悩んでいた日々のことを発信しています。
不登校から学校復帰できた息子を持つ私がお伝えしますね。

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1.不登校の不安が軽くなるようにした

「学校に行かなくてもいいんだよ。」
「代わりにできる方法を探してみよう。」

不登校になった子どもが抱える1番大きな不安って、学校に戻されることですね。良かったこと、傷つけてしまったことを繰り返し、結局子どもが笑っていてくれることの大切さに気がつきました。

精神的な不安

「学校に行かなきゃだめだ」「わかっているけど苦痛なんだ」

というきりがない問題が、「学校に行かなくてもいいんじゃない? 」の一言で

たくさんあった「どうしよう」の数が少なくなりました。

え?そうなの?世界が広がった感じでしょうか?

心身の不安

体調を崩してしまう、特定の理由はわからないけれど不安な場合もありますね。

病院で処方されている症状をおさえる薬があれば助けてもらいましょう。

学校に通う以外の選択肢を伝える

フリースクール、オンラインで学ぶ、支援センター。

学校という場所だけが全てではありません。勉強や体験は代わりにできる方法があります。

自分にあった場所が見つかると不安がワクワクに変わるかもしれませんね。

2.不登校でもできることを1つずつ積み上げていく

小さな自立を見守るママあるある

大好きな小鳥のピーコのへやそうじ、留守中の洗濯物の取り込み、配達物の受取りなどからお願いしました。

嫌だ。嫌だ。が口ぐせの息子。お手伝いとなると必ず断られますが、留守中の配達物の受取りや封筒に入れておいた料金を渡す、小鳥さんのお世話は文句なくやってくれました。助かったよとか、お部屋がきれいになってうれしそうだねと声をかけることが続けてもらえるポイントです。

できなくなってしまっていることに目を向けがちですが、できたことの評価が自信へつながります。

他人と比較せず、自分のペースで進めましょう。

その中で大切なことは以下の3点。

  • 子どもの気持ちを大切にする
  • ポジティブな目標を持つ
  • 趣味やリラックスの時間を作る

一つずつ見ていきましょう。

子どもの気持ちを大切にする

無理をせず、まずはできる範囲で取り組む。少しずつできることを増やしていけば良いのです。

それができても、できなくても、やってみたという経験の積み重ねが大切なんです。

「意外とできた! 」と自分にも自信がついてきます。

ポジティブな目標を持つ

小さな目標を設定し、それを達成することで自信をつけていく。例えば、「オンラインで先生と話してみる」とか「課題を一緒に学校まで届けに行くことができる」といった短期目標を立てる。

期間や目標がなければ、大人でも変わっていくことは難しいですよね。

趣味やリラックスの時間を作る

おうちで体を動かしてみたり、ジグゾーパズルやプラモデルをつくってみたり、何かを楽しむ時間を大切にする。

というのが理想ですが、現実はやはりゲームばかりでした……。

やりたいことが見つからない、嫌なことを考えなくてもいいといったところでしょうか?

3.サポートを受けながら学校復帰を進める

外出拒否が強かったので、不登校支援センターやカウンセラーのサポートは利用できませんでした。
しかし、友達の影響は大きかったと思います。

学校や専門機関のサポートを受けることで、学校復帰がスムーズになります。

  • 不登校支援センターの利用
  • スクールカウンセラーの相談
  • 親や友達の協力

不登校支援センターの利用

地域の不登校支援センターに相談すると、適切なアドバイスやサポートを受けることができます。

例えば、支援センターが主催するグループセッションに参加して同じ悩みを持つ子どもたちと交流する。

学校はまだ通えないけれど、支援センターで学習したり、活動したりすることで少しずつ集団生活に慣れていくことができます。

スクールカウンセラーの相談

息子はできませんでしたが、カウンセリングの教室に友達に会いに来てもらって、少しずつ慣れるというプランがありました。

週に1回カウンセラーとの面談を設け、進捗状況を確認する。

面談と言うと難しそうなイメージですが、セラピストさんとおしゃべりをしに来る、悩みを相談するという内容での利用も大歓迎だそうです。

親や友達の協力

定期的に来てくれる友達と雑談できたことがうれしかった。

最初は気が進まなかったけれど、近くの公園まで行けるようになったね。

①支援センターで新しく出会う人たちと少しずつ慣れていく、②スクールカウンセラーに相談する、③今のまま親や友達の協力をしてもらい乗り越える。息子が選んだのは③でした。

例えば、友達と一緒に時間を共有することで不安を軽減することができるかもしれませんね。

家族以外にも心理カウンセラーや友達など、話ができる相手がいることが心をほぐしてくれる大切な存在になります。

4.ステップバイステップで学校復帰をめざす

パソコンで会話をしてコミニュケーションを取る

担任の先生とオンラインで宿題の丸つけをしました。

毎週担任の先生が訪ねてきてくれて、玄関先で1週間分のプリントと宿題をわたしてくれます。先生の話しかけに言葉を発することなく、毎回表情も暗くうつむいている。しかし、嫌な時には首を横に振る反応があったので、2つ3つ選択肢を用意してできそうな方を選んでもらいました。その中でオンラインだけは取り組むことができたのです。外出することがよっぽど無理だったんでしょうね……。

不登校の子どもが学校に戻るには、少しずつ段階を踏んでいくことが大切です。

学校側がどれだけ協力的か、個別の対応や柔軟なサポート体制が整っているかも重要になってきます。

オンライン授業を活用する

不登校になると家にこもりがちになりますね。オンラインはおうちにいながら外の世界とコミュニケーションが取れる手段の1つ。

オンラインで学校とつながりながら、学校に行く準備をするという方法があるんですね。

以下、息子に提案してみたことと、出てきた答えです。

①オンラインで放課後に先生と少しお話をする

意味があるのか疑問。やりたくない。

②オンラインで朝礼や行事授業を見せてもらい参加する

絶対いやだ、学校に戻すつもりだな!

③隔週で放課後にオンラインで宿題の答え合わせ

嫌だけど他の2つよりはましか……。

校内の特定の場所に行く

教室に入るのが難しい場合は、図書室や保健室など、安心できる場所から始めてみる。

例えば、図書室で勉強する時間を増やし、少しずつ教室に近づいていく。

短時間の登校から始める

最初は、1日1時間や2時間だけ学校に行ってみる。例えば、放課後の時間や特定の授業だけ出席することから始め、徐々に授業数を増やしていく。

5.担任と連絡を取り合う

担任の先生と連絡を取り合うお母さん

学校と連携して、子どもの状況を共有し、適切な支援を受けられるようにする。

5年生の時の女性の先生、6年生の時の男性の先生はとても心配してくださり、毎週宿題のチェックという理由で顔を見に来てくれたり、プリントを届けてくれたり会いに来てくれました。
息子は気まずそうでしたが、心配してくれているのがありがたかったです。

自宅での様子変化

最近できるようになったこと、続けていること、だめだったことなど1週間の様子を伝えていました。

どんな風に進めていくのかを相談

強い外出拒否があり、できれば人にも会いたくない。家族以外には言葉も話さない無表情をつらぬいている。

そんな状態の息子でしたが、嫌なことには意思表示ができていました。

選択肢を与え、できそうな方を選んでもらいながら経験を重ねていきました。

学校の様子

クラスで取り組んでいること、卒業に向けた活動、(息子くんはしばらく学校に来ていないが)みんな待っていることなど教えてくださいました。

6.子どもの様子を知る

リラックスして子どもと向かい合っておしゃべり

子どもの態度や気持ちの小さな変化に気付いて、適切にサポートする。

どうだった?と聞いても思っていたような返事はあまりありません。
なので、チラッとさりげなくチェックしていました。

子どもの表情・雰囲気

部屋に閉じこもったり、イライラしていたりしないか。

特にペットのセキセイインコには包み隠さず色々な表情を見せていたので、息子がどんなふうに思っているのかをこっそり感じ取っていました。

食欲・体調は大丈夫?

どんよりと体育座りで落ち込んでいる

元々食が細い方でしたが、外出の練習をする朝はほとんど食べられず何度もトイレに通います。

頭が痛くなってしまう日もあります。

おうちではいつも元気なので、体調が悪い時のみ病院で処方されたお薬を飲んでいました。

親が気をつけたいこと

眼鏡をかけて優しく微笑むお母さん

最初は何とかしなければ! と色々やらせようとしましたが、私だけ空回りばかりでした。

失敗してきた中でわかったこと。

  • 無理に学校に行かせるのではなく、子どもの気持ちを尊重し、話をよく聞くこと
  • 子どもの小さな変化を見逃さない
  • 学校と子どもの様子を共有し、適切なサポートを受けられるようにする

お母さんが元気でいることも大切

まとめ

お父さん、お母さん、祖父母、僕、妹子犬でほほ笑む写真

結果的に小学5年生から完全不登校でしたが、中学から学校に通えるようになりました。

自分で心を決めて、行動ができたことに感動‼

入学式はみんなと一緒に出席することができて、涙が止まりませんでした。

クラスメイトからも「待ってたよ」「嬉しい」「一緒に遊ぼう」などたくさん声をかけてもらいました。

4月は疲れが出てしまい休みがちでしたが、5月からは中学校生活にも慣れてがんばっているようです。

しかし、不安は相変わらず強いので

  • 不安が軽くなるように
  • できることを積み上げていく
  • 学校のサポートを受けながら進める
  • 担任の先生と連絡を取り合う
  • 子どもの様子を知る

この5点は引き続き気を付けてみていかなければなりませんね。

学校に復学することがすべてではないと思いますが、息子が選んだことなので応援しています。

家にこもってしまう時期が長くなってしまうと行きづまってしまうことがありますね。

でも、心が回復した時には少しずつでも前に進むことができます。笑顔が増えていくと良いですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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