最近元気がない?
お家で過ごす事が多いような…。
思い返してみるとちょっと最近変だな?
何気ない日常のなかで、ふと違和感を感じたことはありませんか?
不登校は突然始まるものではなく、実は事前に気づけるサインが隠されていることが多いものです。
- 不登校になりやすい子どもの特徴
- 不登校の前兆に気づくための5つのサイン
- 親がしてあげられること
これを知っておくことで、親としてどう向き合えばよいのかが分かり、子どもの支えになることができます。
私は、2年間不登校だった息子を持つ母ニョニョです。不登校になってからの悩んでいた日々のことを発信しています。
不登校になりやすい子どもの特徴とは?
まず、不登校になりやすい子どもには、いくつかの共通した特徴があります。
特に繊細で感受性が強い子ども、いわゆるHSC(Highly Sensitive Child:とても敏感な子ども)は、不登校になりやすい傾向があります。
こういった子どもたちは、環境の変化や人間関係に非常に敏感で、他の子どもよりもストレスを感じやすいのです。
たとえば、「少しの騒音にたえられない」「大人数の前で話すことに強い不安を感じる」などの特徴が見られます。
こうした特性が、学校生活で大きな負担となり、結果として不登校につながることがあるのです。
不登校の前兆|早めに気づける5つのサイン
次に、不登校になる前に親として気づける5つの重要なサインをご紹介します。
このサインに早めに気づけば、子どもが不登校になってしまう前に適切な対応を取ることができるかもしれません。
サイン1: 学校や友達の話を避ける
最初のサインは、学校や友達の話題を避けることです。
子どもが普段は楽しそうに話していた学校のことを急に避けるようになったり、友達の名前が話に出てこなくなった場合、学校生活に何らかのストレスを感じている可能性があります。
「最近どう?」と聞いても反応が薄い、あるいはイライラして答えたくない様子を見せる場合は、注意が必要です。
サイン2: 朝の準備に時間がかかる、行き渋りが増える
朝の支度に異変を感じたら、これもサインの一つです。
たとえば、朝起きるのに時間がかかったり、準備に手間取ったりするのは、学校へ行くことに対する気持ちの抵抗を示しています。
子どもが「行きたくない」と訴えることが増えたり、「お腹が痛い」や「頭が痛い」と頻繁に体調不良を訴えるようになると、それは学校へのプレッシャーや不安感が原因かもしれません。
サイン3: 友達との関係に変化が見られる
友達関係の変化これも見逃せません。
普段仲の良かった友達と遊ばなくなったり、家に誰も招かなくなった場合、何かしらの問題を抱えていることが多いです。
友達とのトラブルや、グループからの疎外感が不登校の原因になることは少なくありません。
また、SNSのやり取りが減ったり、スマホを触る時間が減った場合も、友達との関係が悪化している可能性があります。
うちの場合、決まった時間に友達とやっていた通信制のオンラインゲームをやらなくなりました。
サイン4: 学校の準備を忘れたり、意欲が低下している
学校の準備を忘れる、または「宿題をやりたくない」と頻繁に言うようになった場合も注意が必要です。
これは学校に対する意欲の低下を示しています。
特に、普段からきちんと準備をしていた子どもが急に忘れ物を増やすようになったり、宿題に全く手を付けなくなると、学校でのストレスが原因かもしれません。
こういった小さな変化にも敏感になることが大切です。
サイン5: 家で過ごす時間が増え、外に出たがらない
最後に、家で過ごす時間が極端に増えることも一つのサインです。
子どもが外に出ることを嫌がるようになったり、家の中でひたすらゲームや動画視聴に没頭するようになったら、外の世界で何かしらの問題に直面している可能性があります。
また、部屋にこもる時間が増え、家族とのコミュニケーションが減ることもあります。
親としての対応策
子どもが不登校になる前に、これらのサインに気づいたとき、親としてどのように対応すべきでしょうか?
大切なのは、子どもの心に寄り添うことです。
無理に学校に行かせるのではなく、子ども自身の気持ちを尊重しつつ、次のようなアプローチを試してみてください。
1. 無理に学校の話をしない
子どもが学校の話を避ける場合、無理に問い詰めるのは逆効果です。
代わりに、学校以外の話題に触れたり、一緒に楽しい時間を過ごすことで、少しずつ心を開いてもらえるようにしましょう。
2. 子どものペースを尊重する
朝の準備に時間がかかる場合は、無理に急かさず、子どものペースを大事にしましょう。
朝ゆっくり過ごす時間を作ることで、学校への不安を軽減できることがあります。
3. 学校以外の選択肢も考える
フリースクールやオンライン学習など、学校以外の学びの選択肢を考えることも有効です。
無理に登校させることがすべてではありません。
他の学びの形を一緒に探すことで、子どもが自信を取り戻すきっかけになるかもしれません。
4. まとめ:早めの気づきと柔軟な対応がカギ
不登校は、親にとっても子どもにとっても大きな試練です。しかし、早めに気づくことで、適切な対応が取れる可能性が高まります。
学校に行かないことが必ずしも悪いわけではありません。親としてできるのは、子どもの心に寄り添い、焦らず、柔軟な対応をしていくことです。
今回紹介した5つのサインを日々の生活の中で気にかけ、子どもが感じている不安やストレスに早めに気づいてあげてください。
そして、何よりも大切なのは、子どもに安心感を与えることです。
「学校に行かなくても大丈夫、あなたの味方だから」というメッセージを伝えることで、子どもが次のステップに進む力を引き出してあげましょう。
このように、早めにサインを察知し、対応することで不登校を防ぐ一歩となるかもしれません。
親としての柔軟な対応が子どもの未来を支える大きな力になることでしょう。