ゲームばかりやってる……。
不登校の子供がゲームばかりしている姿にイライラしていませんか?
実はゲームには、仲間を見つけたり、外の世界に興味を持つきっかけを与えるポジティブな面もあります。
この記事では、ゲームがもたらす良い影響や注意点を詳しく解説。子供の可能性を引き出すためのヒントを提供します。
不登校の悩みに寄り添いながら、デジタルメディアを活用した新しい視点を見つけましょう。
まずはゲームが与えるプラスの効果を考えてみましょう。
私は、2年間不登校だった息子を持つ母ニョニョです。不登校になってからの悩んでいた日々のことを発信しています。
ゲームがもたらす良い影響
1: ゲームとSNSが提供するコミュニティ
ゲームやSNSは、共通の興味を持つ人々が集まる場を提供します。オンラインゲームでは、地理的な制約を超えて世界中の人々とつながることができます。これにより、不登校の子供たちが孤立感を和らげ、共通の趣味を持つ仲間を見つけることができるのです。
現実の世界では「不登校でコミュ障のSくん。」
しかし、オンラインゲームの中では、不登校でコミュ障という肩書はなくなり「ただのSくん。」「同じゲームで一緒に同じゴールをめざすSくん。」もしかすると、「あのむずかしい場面を攻略できたすごいSくん」になるのです。
そして、インターネットを通じて同じゲームを愛する仲間と出会い、日々のチャットや協力プレイを通じて友情を深めていくケースがあります。
また、オンラインゲームでは、他のプレイヤーと協力して目標を達成することが求められます。チームワークを通じて他者とつながり、貢献することで自己価値を感じることができます。
仲間からの賞賛や感謝の言葉は大きな励みになります。これにより、彼らは社会的なつながりを感じ、自信を取り戻すことができるのです。
2: 外の世界への興味を持つきっかけになる
ゲームは、さまざまな情報や文化に触れる機会を提供します。これにより、子供たちは新しい知識を得たり、異なる文化に興味を持ったりすることができます。特に、教育的なゲームや情報は、学習への興味を刺激することができます。
例えば、「桃太郎電鉄」は地理や特産物をテーマにしたゲームです。プレイすることで、子供たちはその土地の文化や出来事に興味を持ち、さらに詳しく調べるようになります。行ってみたくなったり、食べてみたいものがあったりするかもしれませんね。
3: ゲームを通じた成長の可能性
ゲームは、自己表現の場としても機能します。キャラクターのカスタマイズや、ゲームの中の世界の作り方で自分自身を表現することができます。
例えば、「マインクラフト」「あつまれどうぶつの森」などは、建築系やシミュレーション系のゲームを通じて、創造的な活動を楽しむことができます。
自分のアイデアを形にすることで、達成感と自己肯定感が向上します。
4: ゲームを通じて達成感や自己肯定感を上げることができる
ゲーム内の目標設定と達成
ゲームは明確な目標を設定し、それを達成することで達成感を得られる仕組みが多くあります。難しい場面のクリアやレベルアップ、特定のスキルの習得など、小さな成功体験を積み重ねることで自己肯定感が上がります。
チャレンジの克服
難易度の高いチャレンジをクリアすることで、自分の能力に対する自信が深まります。ゲームは失敗しても再挑戦できるため、試行錯誤を通じて成長を実感できます。
保護者が注意しておくべきこと
不登校の子供たちにとって、ゲームやスマートフォンは単なる娯楽の道具ではなく、社会的なつながりを築き、外の世界に興味を持つきっかけを提供する重要なツールです。しかし、使い方を誤るとゲーム依存や怖い思いをすることも。
ゲームとうまく付き合えるように、いくつか注意したいことがあります。
ゲームの選び方と時間管理
・信頼できるコミュニティの選択
信頼性の高いオンラインコミュニティやフォーラムを選びましょう。これにより、安心して参加できる環境を提供し、他のメンバーと共感しやすくなります。
・ プライバシーとセキュリティの確保
個人情報の保護を徹底し、プライバシー設定を適切に管理することで、安全な交流環境を作ります。犯罪に巻き込まれることのないよう気をつけましょう。
・ゲーム時間の管理
ゲームはお家に引きこもった子どもにプラス効果があることがわかりましたが、朝からゲームばかりというのはゲーム依存を招きます。依存と楽しみのバランスに気をつけながら管理しましょう。
ルールをつくる
- 勝手に課金をしない、迷ったときは相談する
- 勉強、手伝いをすること
- 勉強、手伝いが終わってから始めること
- やって良い時間、だめな時間を決める
など、子どもと話し合って一緒にルールを作ることが大切です。
ゲーム以外でも興味を持てそうなことを見つける
不登校になると、おうちでの時間がたっぷりとあります。時間がかかるようなことにもチャレンジすることができるでしょう。ジグソーパズルやプランターで植物を育ててみることもいいですね。
YouTubeで趣味を検索してみると、何かおもしろいものに出会えることがあります。
趣味の種類、見つけ方からやり方まで多種多様。同じ話題でも色んな人の切り口で紹介してくれて楽しめるはずです。
まとめ
私達にとって、ゲームばかりしている子どもの姿は無意味に思えたりダラダラしているように思えます。しかし、なまけて見える場合であっても、不登校の子には心の調子を取り戻すために必要な期間であることが多いです。
これらのデジタルメディアを上手に活用することで、子供たちが新たな可能性を見出し、ポジティブな変化を遂げることができるのです。親や教育者は、ゲームやSNSの利点を理解し、子供たちが安全かつ有意義に活用できるようサポートすることが求められます。
まずは、子どもがどんなゲームをしているのか聞いてみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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