不登校のお子さんがいると、毎日の生活がガラリと変わってしまいますよね。
学校に通えない子どもを見守るお母さんとしては、不安も多いことでしょう。
「いつかまた元気に学校に行ける日が来るのだろうか」と悩んでいるかもしれません。
でも、大丈夫。まずは焦らず、お子さんと一緒に小さなステップから新しい日常を整えていくことが大切です。
この記事では、不登校のお子さんのエネルギー再活性期に向けて、親子でできる「ルーティーン作り」について具体的にご紹介します。
自宅で過ごしながら少しずつ前進していけるようなヒントをお伝えしていきますので、ぜひ一緒に考えてみてくださいね。
私は、2年間不登校だった息子を持つ母ニョニョです。不登校になってからの悩んでいた日々のことを発信しています。
不登校のお子さんとの「親子ルーティン」が大切な理由
生活リズムを整えることが、心と体に良い影響を与える
不登校のお子さんが少しずつエネルギーを取り戻し、「何かに取り組んでみたい」と感じる時期が訪れるのは、成長の一つのサインです。
この時期に、親子で一緒に「日常のルーティン」を取り入れることで、お子さんの心身が整いやすくなります。
生活リズムを少しずつ構築することは、気持ちの安定や自己肯定感の向上に効果的です。
なんだかひまだなぁ…。
日々の生活が「決まった流れ」で進むことで、安心感と自信が生まれる
ルーティンを通じて「これができた!」という成功体験を積み重ねると、自信が育ちます。
また、ルーティンはお子さんの生活リズムを少しずつ整え、毎日が予測可能なものになることで、精神的な安心感も得られます。
ルーティンが整っていくと、活動的になるための土台ができ、やがて学校や他の活動にも戻りやすくなるのです。
まずは小さな家事から、ステップを踏んで徐々に取り組むことが大切
最初はお子さんに負担の少ない小さな家事から始めるのがポイントです。
日常的で簡単なお手伝いからスタートします。こうした取り組みを一緒に行い、慣れてきたら徐々に少し難しい役割も任せていくと良いでしょう。
段階を踏むことで無理なく「自分にもできる」と感じられ、次のステップに向かうための自信を育てることができます。
ステップ1:親子で始める簡単なおうちのお手伝い
最初は小さな「家のお手伝い」からスタート
エネルギー再活性期の初期段階では、負担なく気軽にできることから始めましょう。例えば、食器を流しまで運ぶ、お風呂の準備を手伝うなど、「簡単な家事のお手伝い」は最適です。
小さな達成感が心を支え、日常に役立つ感覚が身につく
不登校のお子さんにとって、いきなり難しいことに挑戦するのはハードルが高すぎます。でも、小さなお手伝いなら負担が少なく、無理なく「できた!」という達成感が得られます。親子で一緒に行うことで、自然とコミュニケーションも生まれ、日々の中で安心できる存在としての関係性も築けます。
具体的にはこんなことから始めてみましょう
- 食器の片付け:一緒にご飯を食べた後、「お皿を流しまで運んでくれる?」と軽く声をかけてみましょう。小さな行動でも、日々の生活に関わる役割を感じることで自信が育ちます。
- ペットの世話:もしペットがいる場合、餌やりや水を替えるといったお世話を頼んでみましょう。愛着のある動物との触れ合いがリフレッシュにもつながります。
小さな成功体験を積むことで、次のステップに進みやすくなる傾向がある
「小さな成功体験」を積み重ねることで、お子さんは自己肯定感を少しずつ育むことができ、次の挑戦への意欲が生まれやすくなります。
例えば、日常の簡単なお手伝いや短時間の勉強など、小さな達成感を積み上げると「できた!」という自信がつき、それが次の一歩に繋がる原動力になります。
このような経験を重ねることで、新しいことへの挑戦が少しずつ楽に感じられるようになるのです。
ステップ2: 自立心を育む「一人でやってみる」を増やそう
慣れてきたら、少しずつ「自分でやってみる」機会を増やしてみる
お手伝いに慣れてきたら、少しずつ「一人でやってみようか?」と声をかけ、少しずつお子さんの自主性を促しましょう。自分でできることが増えると、自信もついていきます。
「自分でできた」という達成感が、自己肯定感につながる
例えば、「料理の材料をお母さんと一緒に準備する」「自分の部屋の整理を手伝う」など、少し大きな役割を担ってもらうことで「自分も家族の一員として役立っている」と感じられます。
また、こうした成功体験は、自分を受け入れる「自己肯定感」を育み、将来的なエネルギーの源となります。
お母さんと一緒にできる、少しレベルアップしたお手伝い
- 簡単な料理の準備:お母さんと一緒に野菜を切ったり、洗ったりするお手伝いを任せてみましょう。
- 部屋の片付け:自分の部屋を整理するように促してみましょう。無理のない範囲で取り組むことで、居心地の良い環境も整えられます。
たまごを割るのは得意!!片手でできるようになったんだ。
ステップ3:リズムを整える体を動かす時間を増やそう
少しずつ「体を動かす」ことで心身がリフレッシュされ、エネルギーが湧きやすくなる
不登校の生活で大切なことの一つが、体を動かす時間を持つことです。体を動かすと、心が軽くなり、健康な心身の土台が作られます。
体を動かすことで気持ちも前向きになり、生活リズムが整う
運動はストレスを軽減し、体の中にポジティブなエネルギーが生まれます。特に、外に出られる場合は散歩や簡単な体操がおすすめです。
親子でできる体を動かす時間の工夫
- 散歩:お母さんと一緒に近くの公園や住宅街を歩くことで、気持ちがリフレッシュします。
- 軽いエクササイズ:雨の日は室内でヨガやストレッチなど、負担の少ない運動を取り入れてみましょう。
ステップ4:学習のオンライン学習や宿題に少しずつ挑戦
学習も少しずつ無理なく、短時間のオンライン学習から取り入れる
体が動かせるようになってきたら、次は少しずつ勉強への意欲を取り戻せるよう、短い学習時間を取り入れてみましょう。
短時間で集中することで学習の習慣がつきやすくなる
長時間集中するのは難しいため、最初は10分から15分ほどのオンライン学習を目安に、無理なく挑戦するのが良いです。
少しずつ勉強の習慣をつける工夫
- 時間を区切る:「今日は10分だけ頑張ろう!」といった目標設定で短時間から始める。
- 褒める:小さな成果に対してしっかりと「すごいね、よく頑張ったね」と褒め、励ましましょう。
まとめ
心と体の充電が終わった【エネルギー再活性期】は、何か始めたり動き出したりする時期です。
しかし、親子で日常のルーティンを作り、一歩ずつ進むことは、すぐに大きな変化をもたらすものではありません。
それでも少しずつですが、子どもの自己肯定感があがったり安心感につながったりします。
- 親子で始める簡単なおうちのお手伝い
- 自立心を育む「一人でやってみる」を増やそう
- リズムを整える体を動かす時間を増やそう
- 学習のオンライン学習や宿題に少しずつ挑戦
小さなステップで様子を見ながら無理なく進めていきましょう。
お母さんも無理をせず、あくまで「一緒にやってみよう」という姿勢で取り組むことが大切です。
子どもが新しい日常を築けるように、少しずつ、確実に進めていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。