
「不登校の子のことばかりで、もう1人の子に気を配れていない気がする」



「兄弟は大丈夫かな?何か影響を受けていないかな?」
「最近、下の子の態度が冷たい…。話しかけてもそっけないし、目も合わせてくれない。」
不登校の子どもに向き合うのに必死だったら、気づかないうちに兄弟が寂しい思いをしていた… なんてこと、ありませんか?
- 不登校の兄弟にどんな影響があるのかを知る
- 兄弟の「態度に出るサイン」を見逃さない
- 兄弟の気持ちに寄り添うことで関係を良くできる
- 親ができる5つのサポートを具体的に紹介
- 家族みんなが安心できる環境を作るヒントがわかる
不登校の子がいると、親はどうしてもそちらに意識が向きがちです。でも、兄弟もまた、不登校の影響を受けていることがある んです。
「私は?」
「なんでお兄ちゃん(お姉ちゃん)ばかり…」
こうした兄弟の小さな声に、私たち親が気づいてあげることも大切ですね。
不登校の兄弟にはどんな影響がある?


不登校の子どもがいると、どうしても親の意識はそちらに向きますよね。
兄弟がいる場合は、ほっとかれた気持ちになったり、自分も休みたいという気持ちになったりすることがあります。
👦「お母さん、ぼくのこと見てる?」— 兄弟が感じる寂しさ
うちの長男が学校に行けなくなったとき、私はどうにかしなきゃと必死で…。
でも、そのとき、次男のことまでちゃんと見ていたかと言われると、自信がありません。
ある日、次男がポツリと「お母さん、最近ぼくと全然遊んでくれないよね」って言ったんです。
ハッとしました。
私は「そんなことないよ」と言いましたが、彼の表情は曇ったまま。
そのとき気づいたんです。
「私、長男のことばかりで、次男のことをちゃんと見てあげてなかったのかもしれない」って。
親が気づかないうちに、兄弟はこう思っていることがあります。
✅ 「ママはお兄ちゃん(お姉ちゃん)ばっかり…」
✅ 「どうしてぼく(私)は構ってもらえないの?」
✅ 「お母さんに心配かけちゃいけないから、言えないけど…」
兄弟は、言葉にはしなくても、態度でサインを出していることが多いです。
👧「私も学校行かなくていいのかな?」— 兄弟が影響を受けることも
もう1つ、親が気をつけたいのが「兄弟も学校に行きたくないと言い出す」こと。
不登校の子がいると、兄弟はこう考えることがあります。
✅ 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)が行かなくていいなら、私も行かなくていい?」
✅ 「学校って、行かなくてもいいものなの?」
✅ 「なんで私は頑張って学校に行かなきゃいけないの?」
もちろん、兄弟全員がそう思うわけではありません。
でも、学校生活にストレスを感じている兄弟ほど、不登校の影響を受けやすい んです。
だからこそ、兄弟が不安を抱えていないか、日ごろから小さなサインを見逃さないことが大切 なんですね。
親ができる5つのサポート


① 兄弟と2人だけの時間を作る
「兄弟と1対1の時間を作るだけで、気持ちが落ち着く」
これは、実際に私がやってみて効果を感じたことです。
不登校の子がいると、親の時間も限られてしまいますよね。
でも、ほんの10分でもいいんです。
☑ コンビニに一緒に行って好きなお菓子を選ぶ
☑ たった5分でも、布団の中で一緒にゴロゴロしながら話す
☑ 兄弟が好きなゲームを「ちょっとだけやらせて?」と一緒に遊ぶ



これだけで、「お母さんはぼく(私)のこともちゃんと見てくれてる」と思えるんです。
② 兄弟の気持ちを聞く(態度に出ているサインを見逃さない)
不機嫌そうな顔をしていたり、口数が減っていたりしませんか?
「最近、何か思ってることある?」
「話したいことがあったら、お母さん聞くよ」
そう声をかけるだけで、兄弟の気持ちが落ち着くことがあります。
③ 兄弟の前で不登校の子について話すときの配慮
つい「○○(不登校の子)は大変だから…」と話してしまうこと、ありませんか?
兄弟の前では、少し言い方を変えるだけで違います。
「○○も頑張ってるけど、あなたもすごく頑張ってるね!」
こう伝えるだけで、兄弟は「自分も見てもらえている」と安心します。
④ 兄弟の「小さな頑張り」も認める
学校に行っていること、宿題をしていること。
「当たり前」に見えることでも、親から「頑張ってるね」と言われるだけで嬉しいものです。
✅ 「今日も学校行けたね!」
✅ 「お!宿題やっているんだね!」
小さなことでも、言葉にして伝えることが大切です。
⑤ 「家族みんなが大切」というメッセージを伝える
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)も大切。あなたも大切。」
この一言があるだけで、兄弟の心は安定します。
🌸 まとめ:兄弟の小さなサインを見逃さないで
不登校の子に向き合うのは、本当に大変です。
でも、兄弟もまた、親の愛情を求めています。
ちょっとした声かけや関わり方で、兄弟の気持ちは大きく変わります。
「あなたのこともちゃんと見てるよ」
そう伝えながら、家族みんなが笑顔になれる方法を一緒に見つけていきましょう。