もうすぐ中学入学だけど、うちの子は不登校。
制服やジャージを準備するべきなのか迷っている…。
そんな悩みを抱えていませんか?学校に行けるかどうか分からない中で、準備品をそろえることに不安を感じるのは当然のことです。
でも、実は制服やジャージを準備しておくことで、お子さんに安心感を与えたり、予想外に役立つ場面があるかもしれません。
このような悩みを抱えるお母さんの気持ちに寄り添いながら、なぜ準備が必要なのか、そして子どもと一緒にどう進めていくべきかを詳しくお話しします。
制服やジャージは準備しておいた方がいい理由
制服やジャージは準備しておいた方がいい理由はいくつかあります。
子どもの未来を広げる「選択肢」を残すため
制服やジャージを準備することで、お子さんの「選択肢」を残すことができます。
不登校のお子さんの場合、「制服がないから行けない」「準備していないから参加できない」といった状況が、心理的な壁になることがあります。
たとえば、入学後に学校行事だけでも参加したいと思ったとき、制服やジャージがないと「準備していない自分は参加する資格がない」と感じてしまうかもしれません。
これを防ぐためにも、準備をしておくことでいつでも「行ける」という安心感を与えることができます。
日常生活や家庭内での活用も可能
制服やジャージは、学校だけでなく日常生活でも使うことができます。
たとえば、ジャージは動きやすく、お家での部屋着や運動用としても重宝します。制服も、家庭で行う写真撮影や記念日などのちょっとした特別な場面で使えることがあります。
また、家庭教師やオンライン授業を利用する際に、「制服を着て学ぶ」というのは意外と子どもの気持ちを切り替える効果もあるのです。
経済的に後からそろえる負担を軽減できる
中学の制服やジャージは、通常、入学準備の時期にまとめて採寸・購入をすることがほとんどです。このタイミングを逃すと、個別に購入する必要があり、追加料金が発生したり、店舗によっては在庫がない場合もあります。
また、学校指定品の多くは入学前に特別価格で購入できる場合が多いので、先に準備しておいた方が結果的に経済的な負担を軽減できます。
お子さんの気持ちを尊重しながら進めることが重要
ただし、「準備をしておいた方がいい」と言っても、無理に進めることは逆効果です。
お子さんの気持ちをよく聞き、納得したうえで進めることが大切です。不登校の子どもにとって、「準備しなさい」と一方的に言われると、プレッシャーに感じてしまうことがあります。
そのため、「準備しておけば、いつでも使える状態にしておけるけど、どう思う?」といったように、選択肢を残しながら柔らかく相談してみましょう。
親子で一緒に採寸へ行くメリット
制服やジャージの採寸に一緒に行くことで、お子さんが中学生活に向けた「自分のための準備」を意識するきっかけになります。
親子で一緒に選ぶ時間は、プレッシャーではなく楽しいイベントの一つとして考えることもできます。「一緒に行ってみようか」という軽い声かけが、お子さんの気持ちを前向きにすることもあるのです。
不登校なら無駄になるのでは?
「でも、不登校だから結局使わずに終わるんじゃないか」という不安を持つ方も多いでしょう。それはとても自然な気持ちです。
実際、準備したけれど使わない場合もあるかもしれません。でも、制服やジャージを準備しておくことは、ただの「物」ではなく、親として「いつでもサポートするよ」というメッセージを形にするものでもあります。
この安心感は、子どもの心に意外と大きな影響を与えることがあるのです。
また、仮に使わなかった場合でも、次の年や卒業後に中古品として販売したり、兄弟姉妹に譲ることも可能です。無駄になるリスクを最小限に抑えながら、子どもと親に安心感を与えられる準備だと考えてみてはいかがでしょうか。
結論:準備は「安心」を届ける手段
制服やジャージを準備することは、お子さんの選択肢を広げ、未来への安心感を届ける手段の一つです。特に、不登校のお子さんの場合は「いつでも行ける」という安心感が重要になります。
ただし、無理に進めるのではなく、親子で話し合いながら進めることがポイントです。準備を通じて、少しでも中学生活へのポジティブなきっかけを作っていきましょう。
買うべきものと買わなくていいもの
とはいえ、入学までに準備すべきものと後からの購入でも大丈夫なものがあります。「買うべきもの」と「買わなくてもいいもの」をまとめてみました。
- 制服上下:学校行事や写真撮影など、通学しなくても使う場面があります。
- ワイシャツ:1~2枚
- ネクタイ・リボン・ベルト:学校行事や写真撮影など、通学しなくても使う場面があります。
- ジャージ上下:部屋着や運動時にも活用可能。動きやすく重宝します。
- 通学カバン:学校指定がない場合は、40Lくらいの容量が主流です。購入しておけば普段のお出かけにも使えます。
- 上靴・通学用の靴:サイズが変わりやすいので、少しゆとりがあるのがおすすめです。
- コート:実際に必要になったタイミングで購入すれば十分です。
- 副教材費や会費:中学校の説明会で相談してみましょう。
- ノート
- 文房具など
- アルトリコーダー
- 美術セット
- 柔道着
「絶対必要なもの」と「後回しでOKなもの」を分けておくことで、無駄な出費を防ぎながらも、必要最低限の安心感を確保できます。
無駄な出費にならないかという不安
「せっかく準備しても、結局使わず無駄になったらどうしよう」と考えるのは自然なことです。
でも、準備すること自体が、お子さんにとって「選択肢を残す」行動になります。通学しない場合でも、制服やジャージが「ある」というだけで、学校とのつながりを感じられることがあります。
また、使わなかった場合も、譲渡やリサイクル、フリマアプリで売るなどの方法で活用できます。準備は「無駄」ではなく、お子さんに安心感を与える大切な投資と考えてみてください。
まとめると準備はお子さんのための“選択肢”を増やすこと
制服やジャージを準備することは、ただ物をそろえるだけでなく、お子さんの選択肢や可能性を広げるための大切なステップです。
「使わないかもしれない」という不安はあっても、準備を通じて、いつでも行ける、いつでも挑戦できる、という安心感を届けられます。
ただし、無理に進めるのではなく、お子さんと一緒に考え、納得しながら進めることがポイントです。準備を通じて、少しずつ新しい中学生活に向けての一歩を踏み出していきましょう。
具体的なチェックリスト
実際に今回わが家でかかった金額です。よかったら参考にしてみてください。
入学時に準備したもの
- 制服上下(ブレザー・スラックス・ネクタイ): 約35,739円、(女子は制服一式45,408円)
- Yシャツ(2枚): 約5,000円
- ネクタイ・ベルト: 約5,000円
- 通学カバン: (ノースフェイス40L)約15,000円
- ジャージ上下一式(ジャージ上下・Tシャツ・ハーフパンツ): 約20,625円
- 通学用スニーカー:9,500円
- 上靴: (学校指定)約3,850円
- 靴下: 約2,000円
後から用意したもの
- 副教材費・会費: 約15,000円(年間)
- Pコート:約20,000円
合計費用: 約131,714円
※学校や地域によって異なりますので、あくまで目安として参考にしてください。
初期費用だけでも結構かかるんですよねぇ…。
給食費の事はこちらの記事でどうぞ!
最後にひとこと
まずは、お子さんと一緒に学校からの案内を確認し、準備するべきものをリストアップしてみましょう。不安や疑問があれば、学校の説明会やお店のスタッフに相談するのもおすすめです。
「準備をすることで安心を届ける」という気持ちで、お子さんの気持ちを大切に、焦らず一歩ずつ進めていきましょう。
お子さんの成長を信じながら、親子で中学生活に向けた準備を楽しんでくださいね!きっと、新しい可能性が見えてくるはずです。