卒業アルバムどうしよう…
不登校の場合、アルバムに写っている写真が少ない、もしくはクラス写真に自分の子どもが写っていないことも多く、購入するか迷う気持ちになりますよね。
「学校に行けていないのに、卒業アルバムを買う意味があるの?」
学校で個人写真を撮影していない場合、「うちの子だけ載らないのでは?」という不安も抱きがちです。このような状況でも、卒業アルバムをどうするか決めるためのヒントや、子どもに無理をさせずに対応する方法についてお話しします。
卒業アルバムを買うべき?メリットとデメリット
卒業アルバムを買うかどうか迷うとき、知りたいのは「実際に役に立つのか」「後で後悔しないか」ということですよね。
不登校の場合は写真が少ない、もしくは写っていないことも多いため、迷う気持ちはとても自然なものです。ここでは、卒業アルバムを買うメリットとデメリットを具体的にお伝えします。
メリット
1. 子どもの成長を振り返る「形」として残せる
- 卒業アルバムは、写真が少なくてもお子さんが小学校を卒業した証として、親子で振り返ることができる貴重なアイテムです。
- 将来、お子さん自身が「この時期を客観的に見られるきっかけ」となることもあります。
2. 思い出を共有できる
- アルバムの中には学校の先生や友達、イベントの写真がたくさん載っています。
- お子さんが学校に行けていない間にどんな出来事があったのか、後で見ることで「学校でこんなことがあったんだ」とつながりを感じられることがあります。
3. 購入を逃すと後で手に入らない可能性が高い
- 卒業アルバムは、一度購入を逃すと後から手に入れるのは難しいことがほとんどです。迷った場合は「買っておく」ことで、後悔を減らせます。
デメリット
1. 写真が少ない場合は「もったいない」と感じることも
- お子さんがクラス写真や行事写真にほとんど写っていない場合、「買う意味がないのでは」と感じることがあります。アルバム全体の写真に価値を感じられないときは無理に購入する必要はありません。
2. 子どもがアルバムを見たくない場合もある
- 不登校の経験が心の負担になっている場合、お子さんがアルバムを見たがらない可能性もあります。この場合、購入しても手に取られることが少ないことがあります。
3. 費用が負担になる
- 卒業アルバムは価格が比較的高め(1万円前後の場合が多い)であり、写真が少ないと「費用に見合わない」と感じるかもしれません。
我が家は購入しなかった理由
卒業アルバムを買うかどうかは家庭ごとに判断が分かれる問題ですが、我が家の場合は購入しませんでした。その理由は以下の通りです。
購入しなかった理由
- 写真が少なかったため
アルバムの写真の多くが宿泊研修や修学旅行、遠足などの学校行事から選ばれています。
学校に行けていなかった期間が長かったので、そのような写真には一切写っていませんでした。もともと目立つタイプではなかったこともあり、選ばれるような本人の写真がほとんどなかったのです。 - 本人が「いらない」と言ったから
お子さんがアルバムを見て嫌な気持ちになる可能性があったため、本人の「いらない」という気持ちを尊重しました。 - 費用に対する価値を感じなかった
アルバムの価格は1万円前後で、写真が少ない中でその価格に見合う価値があるとは思えませんでした。
購入しなくても得られたこと
個人写真だけ撮影することができた
我が家では、(みんなと別日ではありましたが)個人写真を撮影することができました。さらに、2年ぶりに学校に足を運ぶことができたという事実だけでも、大きな成長と感じられました。
アルバムを買わなくても、子どものペースに合わせて思い出を残すことは可能だと感じました。
結論:アルバムは家族にとって最適な選択を
このように、卒業アルバムは購入しないという選択もありだと実感しました。ただし、家庭によって状況や考え方は異なります。
「買ったほうが良い」という選択肢も正解ですし、「買わない」という選択肢も正解です。大切なのは、お子さんやご家族の気持ちに寄り添いながら、無理のない形で決断することです。
個人写真が撮影できない場合の対応策
不登校の場合、学校での個人写真撮影が難しいこともあります。このような場合でも、卒業アルバムに個人写真を載せるための方法や代替案を考えることができます。
学校に相談してみる
学校によっては、卒業アルバムに使う写真を「自宅で撮影したもの」を送ることで対応できる場合もあります。
例えば、自宅で制服や普段着を着て自然な笑顔で撮影した写真を提出することが可能か確認してみてください。
無理をさせずに家庭で写真を撮る方法
お子さんが外で写真を撮られるのを避けたい場合、自宅でリラックスした状態で撮影するのがおすすめです。特に、「部屋の中でお気に入りのアイテムと一緒に撮る」「自然光の入る場所で撮影する」など、無理のない方法を取り入れましょう。
個人写真がなくても大丈夫と伝える
- 「写真が載らないとアルバムを買う意味がない」と感じるお母さんも多いですが、実際には個人写真がなくてもアルバム全体が思い出として活用できるケースもあります。
- 子ども自身が写真を撮られることに強い抵抗を感じている場合は、「写真がなくても思い出として大切にできる」と伝えることで安心感を与えられるでしょう。
子どもの気持ちを尊重することが最優先
卒業アルバムに関する決断で最も大切なのは、「子どもの気持ち」を尊重することです。アルバムを買うかどうか、写真を撮るかどうかを決めるとき、次のようなポイントを意識しましょう。
- 「どうしたい?」と聞くこと
- 親が決めるのではなく、「アルバムを手元に置いておきたいか」「写真を載せたいか」をお子さんに優しく尋ねてみてください。選択肢を与えることで、無理なく決断できるようになります。
- 「選ばない自由」を認める
- 「買いたくない」「写真を撮りたくない」という気持ちが強い場合、それを否定せずに受け入れることも大切です。お子さんのペースに合わせて判断しましょう。
まとめ:卒業アルバムは選択肢の一つ、無理をしないで決める
卒業アルバムを買うかどうか、個人写真を撮影するかどうかは、それぞれの家庭の状況やお子さんの気持ちによります。
「写真が少ないから意味がない」「写真が載らないと買うべきではない」と思いがちですが、アルバムは「思い出の形」として残すことができます。一方で、無理をする必要もありません。親子で話し合いながら、納得のいく決断をしてみてください。
卒業アルバムに迷ったときは、「今の気持ちを形に残すために買う」という選択もありです。写真が少なくても、アルバム全体を見て、お子さんの小学校時代を振り返ることができます。
購入を迷った場合は、学校やアルバム制作会社に相談してみるのもおすすめです。無理をせずに、親子でゆっくり話し合いながら決めてみてくださいね!
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